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株式会社ディー・エヌ・エー DeNA南場智子氏講演会で学んだこと

先週末に

★SickケアからHealthケアへ★ ~DeNAの挑戦〜
というタイトルでの講演を聞きに伺いました。

少し自分自身へのメモでありますが、以下、◎南場さんのお話と【僕が考えたこと】

 

◎DeNAについての紹介
プロ野球ベイスターズについて。今度こそCS行く!(会場笑)
マラソンでも目標は5位で実際には実際には6位

【「目標」「達成」「未達」というのが自然と出てくるのがある意味成長を支える企業文化と受け取りました。目標を語ること。そして、それが実際にどうだったのかの評価をする。これを当り前でやっている会社です。】

 

◎「定性的と定量的な目標をものすごく高く設定する会社です」
2000年頃に「2006年に100億円稼ぐ」と言った。「根拠はない」「できたら気持ちいい」。社員から「どうやって達成するんだ?」と聞かれて、「分かりません。お願いします」と言った。でも、実際に達成した。次は、「1000億だね」「どうやって?」「知るか。自分で考えろ。」。ばかみたいに高い目標でワクワクする。定性的なものとして「グーグルを超える」というのもある。今は失笑ものかもしれないが。

【定性的と定量的な組み合わせというのは、素晴らしい。数字だけではなく
グーグルを超えるという、ある意味すごく抽象的だけど、スローガンのように
社員それぞれに考えるスペースを与えているのが効果的】

 

◎目標と同時にアイデンティティとしてDelight(接点のある人や働いている人を喜ばせる、驚かせる)
喜ばせることを喜ぼう。数字も大切だし、達成することも大事。でも、これもすごく大切にしている。利益は、長期的にDelightを提供し続けるために必要なもの。これを忘れそうな時に引っ張りだす写真があるということで、DeNAが最初に立ち上げた「ビッダーズ 」(オークションサイト)で初めてユーザーが入札した瞬間の写真。
(創業メンバー4人の嬉しそうな笑顔の写真。)

【DeNAの存在理由としての「Delight」。定性・定量目標と共に、「価値」や「目標の先にあるもの」を表現している言葉。そして、それとともにビジュアルとして持っているのはとても強い方位磁針のようになっていると感じた】

 

◎2013年度は初めての減収減益。一番苦しい時期でした。
要因は、
・Delight精神だけで実力が足りなかった。
・ユーザーのニーズの半歩後になってしまった
今後のサービスとして
・マンガボックス https://www.mangabox.me/
・チラシル 「これ語ると熱いんです」「リピート率70%」
・ショールーム「アキバがやってきた!」https://www.showroom-live.com/
などを説明された。

【創業者である南場さんが、事業を大切にしている事や少しでも知って頂こうという現場の姿勢を持たれていることに改めて感銘を受けた。】

 

◎従来の新サービスをリリースする際のフローは、
企画>>(決断)>>準備・開発>>(決断)>>スタート
となっていたが、これで幾つか失敗した。やらない決断をしたもので、他社がやってヒットしたものがあった。私には見えないものが(社員には)見えている。

そこで、アプリなら勝手にやってスタートして、法務だけ公序良俗とか違法性だけはチェックしますが、先に市場に出すことにした。広告は入れていない中、リピート率やエンゲージメントや友達への紹介をどれだけやってくれるか等KPIで判断する形にし、そこで、10億円とか二桁の財布を持った人がスケールさせる判断をする。つまり、ユーザーから合格を頂く。審判は社長ではなくユーザーが下す。これを新規でやっていて、「permissionless」と呼んでいる。

【市場に聞くというのは、アプリならでは、とかIT業界だからできるとも言えるかもしれないが、メーカー含めこの可能性を探る方向にあると思う。3Dプリンターもあれば、比較的軽い投資でお客様に実際に使って頂いて判断するという方向性を模索したい】

 

◎今回何故DeNAがヘルスケアをというお話。
会社を公器として、お渡しするちょっと前に家族の病気で退任した。後悔はしていないが、よろしい事では無かった。
「自分のキャパシティがなかった」。
闘病を夫婦で行なって、何で病気にしてしまったんだろう。健康の施策を何か始められたらいいのに。私達は健康情報のオーナーになっていない。お医者様に言いたいことを言えない。だからこそ、「セルフメディケーション」自分の責任・権限で行う。そして国民医療費を削減する。

・持続可能な社会保障
・Healthケア
・セルフメディケーション
を通じて健康寿命を伸ばす。

【ここらへんは至極真っ当なお話】

 

◎今後は健康プラットフォームのKenComを2015年春からスタート使い続ける仕掛けがDeNAは得意。関わった人に特がある形で永続的にやれる仕組みを作る

【使い続ける仕掛けが得意なDeNAのプラットフォームはすごくすごく期待ができる。僕自身、これを本気でやるようなエンターテイメント系の会社の出現は脅威とも思った。しかしながら、このような会社様と連動して、ハードウェアや新しい指標を作ることは、恐らくこれからの世の中に必要な事と感じた。】

【南場さんのお話はとても参考になったし、ヘルスケアサービスの新時代の到来を感じさせた。また目標設定含め、すごく勉強になることの多い素晴らしい講演であった。】

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