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2020.11.27 授業

メンバーシップ・リーダーシップ授業がスタート(2020年10月29日・東京)

東京慈恵会医科大学 医学部看護学科にて授業がスタート。
全14回の授業の中で、4回目〜8回目(全5回)を担当し、
非常に真剣に授業を受ける学生の姿に、とても感動した。
今年は新型コロナの影響もあり、大変な時期だったと思うが
それに負けない看護の学生たちがたくさんいるのは、
医療の世界に飛び込む意義と責任を背負うからなのか、
など考えさせられた。

ーーーーーーー
以下は授業への工夫。自分への備忘録として書くので
省略の多い文章となるが、我々が授業に真剣に取り組み
細かく設計した内容を作って、実践しているのが少しだけ
見て頂けるかと思って書かせて頂く。

我々にとっての初回の授業(4回目)は「掴む」という
意図で行った。授業が効果的に届くように、きちんと
良い意味でコントロールできるよう考えた。
【事前に大枠でも「意図」の設定をする。最初に
出てこない時は、やりながらでも「意図」を
羅針盤にして内容を作るのがポイント】

そして、どうしたら掴めるのか?と考えて、シンプルに
「この授業聞いた方がいい」と思ってもらうこと。
特に授業スタート後の早い段階でそう思ってもらいたい、
また回避的にも考えも大切にして、我々の授業前に学生が
どんな事を学びどんな気持ちでこの授業を受けるのかを
しっかりと調べた。
【参加者を可能な限り調べ、仮説となるが
想定を作ることもポイント。ただ、実際に授業が
始まれば、想定は捨てる可能性もあり。】

結果として、もともと考えていた授業内容にあった
「メンバーシップ・リーダーシップの定義」は、
看護実習後にも書いて提出物となっていたため
我々が得意で、学生のためにできることの切り口を
探した。そして、「メンバーシップ・リーダーシップの
行動とその効果性に目を向ける」という視点が
中原淳先生の書籍等から出てきた。
【自分達が得意な部分、強みにフォーカスする視点も
大切にしている。それは学生も自分達の強みを
使ってチームを作ってもらいたいという今回の
テーマの根底に流れるものを講師が実践する意味もある】

別の工夫としては、ユーザーエクスペリエンス曲線の
ようなものを書いて、90分間の授業の学生の
気持ちの上がり下がりを設計して、何を授業のコアにするのか
考えた。そして、コアとなるワークをどうやってもらうかを
考え、できていないことに出会ってもらい、真剣さを
引き出してから、ワークへ導く流れを作ることにした。
【ユーザーエクスペリエンス曲線は、毎回書いて
だいたい90分間だと2回位の盛り上がりを想定して
全体のコンテンツを設計する】

また実習してもらうためのシート(振り返りなどする書類)を
簡単に渡さない。意味付け(なぜやるのか、またはやることで
どんなメリットがあるのかの話)をきちんとおこなったり
どんな事を書いてもらいたいのかやポイントをしっかり説明
して行うことができた。
【たまに内容だけコピーすれば、同じ効果が得られるように
考える人がいるが、前後の声がけ含めた講師の関わりが
参加者の意欲や態度に大きく影響する。ここでも
「意図」を大切にしながら声がけを考えている】

書いていたら、ずいぶんと長文になってしまった。
自分で思っている以上に、いろんな工夫をするようになって
いると思う。でも、それだけ学生が大切で好きだ。
参加した学生たちのこれからに少しでも役に立てていれば
嬉しく思う。

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