製薬会社様 リーダー研修・第1回(2026年4月24日|茨城県)

2026年4月24日、茨城県にて製薬会社様のリーダー研修、第1回を実施しました。

今回のテーマは「コミュニケーションの実践〜組織を活性化するために〜」。チームをどのように捉え、メンバーとどのように関わっていくのかを、対話と実習を通じて考えていく研修です。

第1回ということもあり、自分自身も「どのような形にできるだろうか」という、ちょっとした不安を持ちながらのスタートでした。

それでも今回、一番大切にしたかったのは【参加してくださる皆さんに、本当に役に立つものを届けること】でした。

目次

1. リーダー研修第1回に向けて

今回の研修準備は、正直なところ少し難しい状況の中で進めることになりました。

ちょうど引っ越しと重なっており、片付けなども含めて慌ただしい日々が続いていました。なかなか深く眠れない日もあり、体の状態も決して万全ではありませんでした。

それでも、

【彼らに本当に役に立つものを届ける】

そこにはしっかりとコミットして、当日を迎えました。

体調が万全ではない中でも、こうして動くことができること、そして自分にできることがあるということ自体、とてもありがたいことだとも感じました。

今回の研修では、こちらから一方的に何かを伝えるというよりも、参加者同士で課題についてしっかり話し合い、その対話そのものを大事にしたいと考えていました。

2. チームを「動いているもの」として捉える

研修の最初に意識したのは、まず参加者の皆さんに興味を持ってもらうことでした。

そのため、「チームをどう見立てるのか」という話の中では、ある経営者のご家族と仕事をご一緒した際のエピソードなども交えながら、少しフックになる話から入っていきました。

今回の資料では、成果を出すチームを考えるうえで、

  • チーム視点
  • 全員リーダー視点
  • 動的視点

という3つの視点を扱っています。

中でも今回、特に大切だと思っていたのが【動的視点】です。

チームは、一度決めたゴールに向かって全員が一直線に進んでいくものではありません。

実際には状況が変わり、人も変わり、さまざまな出来事が起こります。

資料の中でも、成果の出るチームを「動画」のようなチームとして、常に状況を見ながら対話を重ね、変化や調整、修正をしていくものとして整理していました。

まっすぐ進むというよりも、時にはぐるぐると回りながら、それでもみんなでゴールに向かっていく。

このチームの見立ては、今回ぜひ伝えたかったことの一つでした。

3. まずは自分たちの課題をしっかり話す

その上で、昨年度から参加している方には、

  • やってみて、できたこと
  • うまくいったこと
  • 課題として残っていること
  • もっとできそうなこと

初めて参加する方には、

  • 班長をやってみて感じていること
  • 困っていること
  • 他の班長に聞いてみたいこと

などについて話していただきました。

ここでは、とても良い話し合いが生まれていました。

自分としても、この共有の時間を通じて、これから研修を進めていくための「場」をうまくつくることができたように感じています。

その後、自分やチームが抱えている現在の課題を出してもらいました。

この時点ですでに予定していた時間からはかなり押していました。

ただ、出してもらった課題は、この後の研修の中でも実際に使っていくものです。

「今日、この課題を使ってワークをしていきます」

そうお伝えして、次へ進んでいきました。

4. 「知覚位置」をどう伝えるか

今回、自分自身が特に難しさを感じていたのが【知覚位置】のパートでした。

知覚位置では、

  • 第1ポジション=自分
  • 第2ポジション=相手
  • 第3ポジション=第三者

という3つのポジションから物事を見ることを扱いました。

自分の立場から見る。

相手の立場に立って見る。

そして、自分と相手の関係を第三者の位置から見る。

この考え方を、どのようにすれば分かりやすく伝えられるのか。

ここについては、自分自身、まだ準備不足だった部分もあったと思います。

ただ、今回は一人ですべてを説明しようとするのではなく、一緒に研修をつくってくれている仲間の力を借りることができました。

実際にワークをやってみる。

その様子を見ながら説明する。

参加者と話しながら理解を深めていく。

さらに、サポートメンバーにも入ってもらう。

こうした形で進めることで、結果的には今回の研修ならではの強みを使うことができたように思います。

5. 予定を手放し、その場で必要なことを優先する

今回良かったと感じていることの一つが、【最初に想定していた展開を手放せたこと】です。

研修資料としては、3つの知覚位置から課題を捉え直し、自分、相手、第三者それぞれの視点から解決のアイデアを出していく流れを用意していました。

ただ、実際の場では、参加者同士で話してもらうこと、他の人から意見をもらうことに大きな意味があると感じました。

そこで、「本来はこう進める予定だったから」ということにはこだわらず、参加者にとって本当に役立つ時間になることを優先しました。

ある方が話してくださった事例についても、その内容にうまく乗りながら話を重ねることができました。

相手が話してくれたことを起点にして、そこから学びを広げていく。

これは自分自身の強みの一つでもあると思いますし、今回はそれがうまく働いていたように感じました。

研修のために用意したものを「予定通りやる」ことではなく、

【今、この場にいる人たちに何が一番役立つのか】

そこにコミットして進められたことは、今回とても良かった部分でした。

6. 講師としての振り返り

今回の研修を振り返ると、準備段階では不安もありましたし、十分にできていないと感じる部分もありました。

一方で、仲間を頼りながら研修をつくることができたことは、とても大きかったと思います。

サポートしてくれるメンバーがいるからこそ、一人で話し続けるのではなく、参加者の中に入りながら、対話や実習を通して学びを深めていくことができます。

そして、自分自身の今後のチャレンジとして感じたのは、【もっと中に入ること】です。

もっと参加者の近くに入り、もっと話を聞く。

その人が何を感じているのか、何に困っているのかを、さらに丁寧につかんでいく。

ここは、これからの研修の中でも、もっとチャレンジできることだと思いました。

今回が第1回です。

ここから参加者の皆さんが現場で実践し、そこで生まれた気づきをまた研修に持ち寄りながら、一緒に学びを深めていければと思います。

7. 主催者・参加者への感謝

今回改めて感じたのは、良い仲間と出会い、そして思いを持った主催者の皆さんと協力しながら、この研修を前に進められていることのありがたさです。

一人ではつくれない場を、たくさんの方と一緒につくることができています。

そして、忙しい日々の中で研修に参加し、自分自身やチームの課題と向き合い、率直に話をしてくださる参加者の皆さんがいるからこそ、この時間が成り立っています。

こうして皆さんと一緒に前に進めていることを、とても幸せに思います。

主催者の皆様、サポートしてくださった皆様、そして参加してくださった皆様、本当にありがとうございました。

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この記事を書いた人

株式会社タニタの創業ファミリー。
同社の営業・新規事業・新会社立ち上げ、海外における役員経験を経て独立。株式会社タニタ前代表取締役社長の最も近くで、その経営学を学び、赤字企業だったタニタを成長させた「タニタの成功法則」を受け継いできた。

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