信用金庫様経営者の会講演会(2025年6月11日 愛知県)

1. 講演会の振り返り
2025年6月11日、愛知県小牧市にて、信用金庫様主催の経営研究会 定例勉強会に登壇いたしました。
テーマは「健康経営 実践の極意 〜社員も会社も元気にする5つの法則〜」。
今回は、主催者様から「事業承継に関わる方々が多い」と伺っていたため、
単に“健康経営”を語るのではなく、「事業を受け継ぐ人のための健康経営」という視点で再構成してお話しました。
事前準備の段階では、いつものように講演のペルソナ設計をChatGPTを活用して行いました。
これは技術的な準備というよりも、「この人たちに何を届けたいのか」という感情的な準備であり、
自分の思いを明確にするためのプロセスです。
講演で最も大切にしているのは、「聞く人の人生や仕事に何かの変化を起こせるか」ということ。
今回も、その思いを持って臨めたことが大きかったと感じます。
2. 参加者の学びや反応・変化
講演の中では、ポジティブ心理学やPERMAモデルを基盤としながら、
タニタ時代の経験や実際の企業事例を交えてお話しました。
特に以下の3つのポイントが印象に残ったようです。
- 「強みの発見と活用」
強みは他人と比較して見つけるものではなく、「自分自身の中から見出すもの」。
先代との比較ではなく、自らの強みに気づき、それを活かすことの大切さをお伝えしました。 - 「代々初代」という言葉の紹介
福島県の老舗和菓子店・柏屋の会長から伺った「代々初代」という言葉を通じ、
「伝統を守りながらも、常に新しい挑戦をする姿勢」を共有しました。
この話には多くの方がうなずき、印象に残ったという声も多くいただきました。 - 「意義(Meaning)」の再発見
PERMAの“M”にあたる「Meaning(意義)」の重要性を強調し、
仕事の中で「自分が何に価値を感じるのか」を再確認する機会になったという感想をいただきました。
終了後には、控室まで名刺交換に来てくださる方もいらっしゃり、
「また来てほしい」「来年もお願いしたい」というお言葉を直接いただけたことがとても嬉しく、
心から感謝の気持ちでいっぱいになりました。
3. 講師としての振り返り・今後の工夫
今回の講演は、自分自身の“伝え方の型”を磨く良い機会になりました。
ペルソナを明確にし、「この人たちの役に立ちたい」という感情のエネルギーを作ることが、
結果として講演全体の熱量とつながったと感じます。
また、主催者様との事前打ち合わせで得た情報をもとに、
「どんな価値観で日々経営に向き合っているのか」という参加者像をアップデートできたことも、
的確なメッセージ発信につながりました。
今後は、こうした“思いを持って伝える準備”をさらに体系化し、
講演だけでなく研修やコーチングの場でも応用していきたいと思います。
4. 参加者や主催者への感謝
当日は、翌日に沖縄での講演が控えていたため懇親会には参加できませんでしたが、
その分、講演後に直接声をかけてくださった方々との交流が非常に印象的でした。
心のこもったご感想、そして温かい拍手をいただけたことに深く感謝いたします。
経営研究会の皆さま、そして信用金庫の関係者の皆さま、
このような素晴らしい機会をいただき本当にありがとうございました。
また皆さまとお会いできる日を楽しみにしております。