住宅関連社団法人様主催講演会(2026年1月15日大阪)

2026年1月15日、大阪にて、住宅関連社団法人様主催の講演会に登壇させていただきました。
目次
- 講演会の概要と事前準備
- 当日の会場の空気と時間設計
- ペルソナ設定と伝え方の工夫
- 参加者の反応と集中力の変化
- 講師としての振り返り
- 主催者・参加者への感謝
1. 講演会の概要と事前準備
今回の講演会は、住宅関連の業界に携わる皆様を対象としたものでした。
私は最近、講演や研修に臨む際、必ず行っている準備があります。
それは、
主催者様の情報を丁寧に調べ、
参加される方々が「どんな立場で」「どんな悩みを持ち」「何を得たいと思っているのか」
という【ペルソナを明確にすること】です。
このペルソナ設計は、私にとってはもはや特別なことではなく、
講演を組み立てる上での前提条件になっています。
自分が伝えられるコンテンツと、
参加者の皆様が本当に必要としているもの。
この二つを、どう重ね合わせていくか。
それ自体が、講演の成果を左右する重要な戦略だと考えています。
今回は ChatGPT や Gemini も活用しながら、
参加者像を具体的に想定した上で、講演内容を構成しました。
2. 当日の会場の空気と時間設計
講演が始まってまず感じたのは、
会場の空気が少し硬い、ということでした。
皆さんとても真剣に聞いてくださってはいるものの、
最初から高い集中状態、という印象ではありませんでした。
ただ、【90分】という、比較的しっかりとした時間をいただいていました。
最近は60分〜80分程度の講演が多い中で、
腰を据えて話せる時間があることは、
講師として非常にありがたい条件でした。
3. ペルソナ設定と伝え方の工夫
講演は、大きく三つのパートで構成していました。
最初のパートでは、
タニタ社が赤字という厳しい時代を乗り越え、
世界一を目指し、達成していくまでのマインドセットについてお話ししました。
逆境の中で、
どのようにポジティブな感情を保ち、
どうやって前に進み続けたのか。
この内容自体は、これまで多くの場で評価をいただいてきました。
しかし同時に、
同じ話をしても「深く学べる人」と「そうでない人」が必ずいる、
ということも、これまでの経験から分かっていました。
そこで今回は、
住宅業界の皆様が日常的に直面している現実に、
意識的に話を引き寄せていきました。
例えば、
- 資材価格の高騰
- 金利の上昇
- 職人の高齢化
- 将来への不安
おそらく、皆様が普段から何度も耳にしているテーマです。
その現実を思い浮かべていただいた上で、
この逆境の中で、
どう生産性を高めていくのか。
どうポジティブな感情を保ち続けるのか。
そうした問いを重ねることで、
タニタの話を「他社の成功事例」ではなく、
【自分たちの現実につながる話】として受け取っていただけるよう意識しました。
4. 参加者の反応と集中力の変化
二つ目のパートでは、
体脂肪計というタニタ社の象徴的な製品が、
どのような発想と行動から生まれたのかをお伝えしました。
この話も、そのまま伝えると
「すごい会社のいい話」で終わってしまいがちです。
そこで、
- 一戸建て事業
- リフォーム
- 新しいサービス
- 事業の軸をどう広げ、どう変えていくのか
といった、住宅業界の皆様にとって身近なテーマに置き換えながら、
聞いた後に「何に使って考えればいいのか」が見える形でお話ししました。
このあたりから、
会場の集中力が明らかに高まっていったように感じています。
さらに興味深かったのは、
行動や思考を通じて新しいものを生み出す話に強く反応される方と、
信念や価値観、いわゆる「ビリーフ」の話に反応される方が、
はっきり分かれていたことでした。
同じ講演でも、
人によって「刺さるポイント」が違う。
その事実を、改めて強く実感する時間でもありました。
結果として、
パート1 → パート2 → パート3と進むにつれて、
尻上がりに関心と集中が高まっていく90分になったのではないかと思います。
5. 講師としての振り返り
今回は、この後に2回目の別講演が控えていたため、
講演終了と同時に会場を後にしました。
当初は懇親会の予定もあったようですが、
最終的には開催されず、
私自身も落ち着いて次の会場へ移動することができました。
経営というものは、
決して簡単なものではなく、
多くの人が迷い、葛藤しながら前に進んでいるものだと思います。
だからこそ、
自分が本来大切にしている価値に立ち返り、
そこにつながりながら、
- 社会に貢献し
- 従業員の方々を幸せにし
- お客様に価値を届けていく
そんな経営が、少しずつでも世の中に広がっていけば、
これ以上嬉しいことはありません。
6. 主催者・参加者への感謝
住宅は、人々の暮らしと人生を支える、非常に大きな要素です。
この業界に関わる皆様の取り組みが、
これからもより良い社会につながっていくことを、心より願っています。
このような貴重な機会をいただいた主催者の皆様、
そしてご参加いただいた皆様に、心から感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。