製薬会社様 研修・第5回(2025年10月22日|茨城県)

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研修の振り返り

2025年10月22日、茨城県の製薬会社様で第5回の研修を実施しました。
今回も前半・後半で別の参加者が参加する形式で行い、いずれも非常に密度の高い時間となりました。

前半のパート

  • 冒頭では「部下育成=自己育成」という視点から、経験軸とピープル軸を再確認。
    業務支援・内省支援・精神支援という3つの支援を“自分にどう取り入れるか”をテーマにお話ししました。
  • 「常に恵まれた環境で育成されるわけではない。だからこそ自ら支援を求めに行くことが大切」というメッセージを強調しました。
  • 3人一組のディスカッション形式でスタートし、フィードバックの重要性を実践的に学んでいただきました。
  • フィードバックは「ロケットの軌道修正」に例えながら、
    “情報通知”と“立て直し”の2つの側面を整理。
    他者からのフィードバックをもらう関係性づくりがいかに重要かを伝えました。
  • 「具体的に聞き取る」練習では、メタパーソン(第三者視点)の観点を導入し、
    聞き手・話し手・観察者が入れ替わりながらフィードバックを行いました。
  • さらに「フィードバックへのフィードバック」も実践。笑いもある活気ある場になりました。
  • 一方で、「価値観を聞き取る」ワークでは時間的制約もあり、短時間での実践となりました。
    難しさを感じながらも、学び合うフィールドは確実に醸成されていたと感じます。

後半のパート

  • 後半ではメンバーが入れ替わり、前回の復習と宿題の共有からスタート。
    「自分をどう成長させるか」をテーマに、再び部下育成の基礎理論を取り上げました。
  • 理論の再整理のあとは、マネージャーゲームを実施。
    経験者は観察者として、未経験者はプレイヤーとして役割を分担し進行しました。
  • 経験者が観察し、プレイヤーに対してフィードバックを行い、
    さらに「フィードバックへのフィードバック」も行うという構成にしました。
  • 活性化に苦戦するグループもありましたが、講師側で補足的な進行を行い、
    各グループで学びを言語化する時間を確保しました。
  • 最後には、マネージャー・リーダー・スタッフの順に振り返りを共有。
    挑戦を称え合う雰囲気が自然に生まれたことが印象的でした。

印象に残った場面

特に心を打たれたのは、ある参加者の変化でした。
これまで研修に対して抵抗感を持っていた方が、
今回は自らマネージャー役に立候補し、堂々とチャレンジしてくれたのです。

その勇気を見守る仲間たちのまなざし、
そして「かっこよかったよ」というフィードバックの言葉が会場に温かく響きました。
彼の表情は高揚し、守りや見栄ではなく“目的に向かう真っ直ぐな姿”へと変わっていました。
まさに人が変化する瞬間に立ち会うことができた、感動的な時間でした。

感謝の言葉

ご参加いただいた皆さま、そして運営・サポートの皆さま、
本当にありがとうございました。

挑戦が称賛される“安全で前向きなチーム文化”が着実に育っています。
次回、皆さまの現場での実践報告を聞けるのを楽しみにしています。

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この記事を書いた人

株式会社タニタの創業ファミリー。
同社の営業・新規事業・新会社立ち上げ、海外における役員経験を経て独立。株式会社タニタ前代表取締役社長の最も近くで、その経営学を学び、赤字企業だったタニタを成長させた「タニタの成功法則」を受け継いできた。

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