製薬会社様 リーダー研修・第6回(2025年10月8日 茨城県)

目次

1.研修の振り返り

2025年10月8日、製薬会社様にて実施されたリーダー研修(全6回シリーズ)の最終回を迎えました。
約半年にわたるプログラムの集大成として、「これからどんな班長・リーダーになっていきたいか」をテーマに、参加者全員が自らの言葉で未来を語りました。

これまでの研修を通じて身につけてきた「聴く力」「伝える力」「チームを支える力」を総括し、
最終回ではそれを“自分のリーダー像”として表現・宣言する場を設けました。
単なるスピーチではなく、現状・課題・リソースを踏まえたうえで、自分の価値観やアイデンティティに触れる内容になるよう設計しました。


2.発表と参加者の学び

皆さんの発表はどれも心に響くものでした。

  • みんなで解決するチームを作りたい
  • 誰かに責任を押し付けるのではなく、チームのために正しい選択ができるリーダーになりたい
  • 一人ひとりの意見を大切にする職場にしたい

といった言葉が並び、チームへの想いの深さと、リーダーとしての覚悟が伝わってきました。

また、これまであまり発言がなかった方が、人前で堂々とマスクを外し、
自分の言葉で語る姿に心を打たれました。
半年間の研修を通じて、“内側の変化が外側の行動に現れる瞬間”を感じた場面でした。

発表後は、「強み」「ストレッチポイント」「発表者に協力できること」という3つの観点で
仲間同士がフィードバックを行い、互いの成長を称え合いました。


3.講師としての気づきと今後の展望

今回のシリーズを通して改めて感じたのは、
参加者の皆さんが持つ「正しい工程を踏みたい」「間違いたくない」という強い責任感です。
その誠実さが現場の品質を支えている一方で、
時に挑戦を抑えてしまう場面もあります。

そこで今回は、“見通せない未来に一歩踏み出す勇気”を引き出すことを意識しました。
PREP法を使って思考を整理しながら、理論だけでなく“想い”を言葉にする発表をリードしました。

発表後には、
「これまでの学びをどう現場に生かすか?」
「メンバーとの対話をどのように続けるか?」
という振り返りを通じて、行動への意欲を高めていただけたと感じています。


4.感謝の言葉

半年間にわたり参加してくださった受講生の皆さん、
そして共に研修を支えてくださったサポートメンバーの皆さん、
本当にありがとうございました。

皆さんの成長の軌跡は、発表の言葉と眼差しにすべて表れていました。
「チームで成果を出す」「仲間を信じて任せる」という意識が、
確実に芽生えていることを実感しました。

これからも、それぞれの現場で“リーダーシップ”を発揮し、
組織をより良く変えていく力へとつなげていかれることを心から期待しています。


5.まとめ:半年間の研修を通じて

  • 第1〜3回:報連相・フィードバック・コミュニケーションの基礎
  • 第4〜5回:強みを活かすリーダーシップ・チームマネジメント
  • 第6回(今回):自分のリーダー像を言語化し、行動へつなげる

全6回を通じて、
「対話を通じて人を育て、チームで成果を出す」リーダー像が確実に形になってきました。
皆さんがこれから現場で示す行動こそが、この半年間の研修の成果です。

みなさんとそして関わる人達が幸せな組織や職場になることを心より祈っております。

お問い合わせ

ご依頼・ご相談はこちらからお気軽にご連絡ください。

この記事がいいと思ったらシェア!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

株式会社タニタの創業ファミリー。
同社の営業・新規事業・新会社立ち上げ、海外における役員経験を経て独立。株式会社タニタ前代表取締役社長の最も近くで、その経営学を学び、赤字企業だったタニタを成長させた「タニタの成功法則」を受け継いできた。

目次