国内大手自動車関連メーカー様向け講演会(2026年2月名古屋での講演振り返り)

2026年2月18日、名古屋・知立にて、国内大手自動車関連メーカー様で講演の機会をいただきました。
日本を代表するものづくり企業の現場でお話しさせていただけたこと。
それ自体が、私にとって大きな喜びでした。
今回のテーマは
【成果を出し続ける組織づくり】
ご要望をいただいた上で、こちらから構成をご提案し、形にしたテーマです。
これまで自分自身が向き合ってきた「チームづくり」を、改めて言語化し、挑戦させていただく時間となりました。
目次
講演会の概要と事前準備
当日の会場の空気と時間設計
ペルソナ設定と伝え方の工夫
参加者の反応と質疑応答
講師としての振り返り
主催者・参加者への感謝
1. 講演会の概要と事前準備
今回の講演は、会場参加に加え、Teamsでのオンライン参加もある形式でした。
そのため、
- 画面越しの方にも伝わる構成になっているか
- 一方で、会場にいる方の熱量をどう高めるか
この両立を意識しながら準備を進めました。
冒頭では、
成果が出ないチームの見立て
成果が出るチームの見立て
この対比から入り、そこに対して【三つの視点】を提示しました。
理論を語るだけでなく、
「では、どう実践するのか」という現場目線の話も織り交ぜることを大切にしました。
2. 当日の会場の空気と時間設計
品質へのこだわりが非常に強い企業文化。
その空気感は、会場に入った瞬間から感じられました。
ポジティブ心理学の話をするにあたっても、
単純に「ポジティブな言葉を使いましょう」という話では成立しない。
そこでお伝えしたのが、
ポジティブ:ネガティブ=3対1という研究はあるが
仕事の性質によってバランスは変わる
という視点です。
品質管理の場面で、
「いいよ、いいよ」
「OK、OK」
だけで済むはずがない。
ダメなところを指摘し続けることが、
むしろ責任である場面もある。
この前提を共有できたことで、
会場との距離が一気に縮まった感覚がありました。
その上で、
- ポジティブ感情
- エンゲージメント
- リレーションシップ
- 意義
- 達成
これらを、相手の反応を見ながら丁寧に届けていきました。
3. ペルソナ設定と伝え方の工夫
今回も、事前に参加者像を想定して臨みました。
現場を持ち、品質に責任を持ち、
簡単に楽観論では動かない方々。
だからこそ、
現実を見据えたうえでの前向きさ
きれいごとではないポジティブ
を意識しました。
「3つの良いこと」というワークも、
単なる気休めではなく、脳の使い方のトレーニングとして提示しました。
また、説明を端的にする練習として、
【ラベルを貼る】
という話もしました。
たとえば、
「それはマネジメントにおける翻訳機能です」
と、まず言い切る。
ポンとラベルを貼ることで、
聞き手の理解の軸をつくる。
自分自身にとっても、
改めて意識したいポイントになりました。
4. 参加者の反応と質疑応答
印象に残った質問は2つです。
① 強みを活かすと、スペシャリスト偏重にならないか?
非常に本質的な問いでした。
確かに、強みにフォーカスすると、
特定の人に役割が集中しやすくなります。
実際、私自身も
- 資料を徹底的に作り込むメンバー
- 人前に立つ自分
という分業体制になっています。
スペシャリストとゼネラリストのバランスは、
会社の規模や戦略、人員計画によって変わる。
そして何より大事なのは、
強みを見ることは【自己理解の第一歩】である
ということ。
弱みも含めて理解してこそ、
次の成長段階に進める。
限られた講演時間では、
まず強みを見るところから始めている。
その意図をお伝えしました。
② 仕事のマッチングはどう説明すればよいか?
「錯覚させる」という表現をどう捉えるか、という問いでした。
お伝えしたのは、
一つの仕事でも
見せ方はいくつもある
ということ。
- 全体像が見える仕事だと伝える
- 他部署にどう影響しているかを伝える
- キャリア形成にどうつながるかを示す
どの角度を見せるかは、
相手に合わせて選ぶ。
それは操作ではなく、
意味の翻訳。
ここでもやはり、
マネジメントは翻訳機能なのだと感じました。
5. 講師としての振り返り
今回、ライブでお伝えできたこと。
そして、空気を読みながら踏み込んで修正できたこと。
これは対面講演ならではの醍醐味でした。
モチベーションを保つことが難しい時代。
その中で、
自分たちがどうすれば良い状態で働けるのか
どうすればその人数を増やせるのか
その問いを、心から願いながらお伝えしました。
そして、自分自身もまた、
端的に答える力
ラベルを貼る力
を磨いていきたいと感じました。
6. 主催者・参加者への感謝
このような機会をくださった国内大手自動車関連メーカー様。
そして、真剣に耳を傾け、鋭い質問をくださった皆様。
本当にありがとうございました。
皆様の現場が、
より良いチームとなり、
成果を出し続ける組織へと進化していくことを、心より願っております。
主催者・参加者の皆様に、心から感謝申し上げます。