通信関連会社様講演会 振り返り(2026年2月25日|大阪)

2026年2月25日、大阪にて通信関連会社様で講演の機会をいただきました。
約20名のご参加ということで、会社から選抜され、あるいは自ら手を挙げて参加された意欲の高い皆様に向けた講演会でした。その熱量の中でお話しできたことを、大変ありがたく思っています。
目次
講演会の概要と事前準備
当日の会場の空気と進行
ペルソナ設定と伝え方の工夫
参加者の反応と印象的だった質問
講師としての振り返り
主催者・参加者への感謝
1. 講演会の概要と事前準備
テーマは
「変革する時代における成功法則」
株式会社タニタを赤字から世界一へと導き、社員食堂の立ち上げにもつながった先代の思考パターン、行動特性、信念や価値観を、今の時代にどう応用できるのかという内容でお話をさせていただきました。
主催者様からは、
- 現状打破
- 新しい挑戦への後押し
- 視点を変えること
といったメッセージを大切にされているとのことでした。
そのため、既存テーマをそのまま話すのではなく、参加者の皆様にどう届くかを考えながら再設計して臨みました。
2. 当日の会場の空気と進行
参加者の皆様は非常に熱心で、主催者様からは「メモの量がとても多かった」とのフィードバックもいただきました。
終了後には複数のご質問もいただき、対話の時間も含めて充実した場になったと感じています。
今回特に印象に残ったのは、AIの進展に関する問いでした。
AIが進化していく中で、人間が果たすべき役割は何か。
私は、自身のAI活用における失敗体験も交えながらお話ししました。
AIは設定された目標に極めて忠実です。
だからこそ、
目標をどこに描くのか。
この問いこそが、人間の役割ではないか。
そして、AIに何を問うのかという問いを持ち続けるためには、感情が重要なのではないかというお話をさせていただきました。
嬉しい、嫌だ、悲しい、違和感がある。
そうした感情に敏感になることで、「どうすればもっと良くなるのか」という問いが生まれる。その両輪が、論理と並んでこれからの時代に必要なのではないかとお伝えしました。
3. ペルソナ設定と伝え方の工夫
今回も事前に参加者のペルソナを仮説立てし、準備を行いました。
分析やマーケティングを学ばれている方々が多いと想定し、最終的に必要になるのは「人を動かす力」ではないかという仮説を持って臨みました。
例えば目標設定。
経営者向けであれば「目標設定のコツ」として話すこともできますが、今回は
他者とともに目標を設定する立場
という文脈でお伝えしました。
- 現状のまま進んだらどうなるのか
- 本当にそれで良いのか
- コンフォートゾーンに留まり続けていないか
現状を見つめ直すことで、「このままではいけない」と感じることの大切さを共有しました。
また、視点の話も主催者様のご要望に沿って強調しました。
体脂肪計開発時の顧客視点への転換。
高い視点、低い視点、長期視点、短期視点。
私は、どれが正しいというよりも、複数の視点を自由に行き来できることが重要だと考えています。
世界一の体重計とは何か。
宇宙一の体重計とは何か。
100年後の体重計とは何か。
あえて振り切った問いを立てることで、視点を強制的に動かす。
その実践例もご紹介しました。
4. 参加者の反応と印象的だった質問
もう一つ印象的だった質問は、
チームの一員として、どう貢献すればよいか。
同じチームにいながら、見ているゴールが違うという現実。
そこにどう影響力を発揮するのか。
私はまず、例えば、
「影響力をどう作るのか?」という問いを持つこと
が一つの出発点ではないかとお伝えしました。
影響力には様々な研究があります。
- 専門性
- 一貫性
- 返報性 等々
問いを持てば、解も集まってくる。
そのような形でお話をさせていただきました。
また、信念や価値観がAI時代の差別化につながること、モチベーションにも直結すること。そして提案を行う際には、相手の価値観を理解することが極めて重要であることもお伝えしました。
スピードを重視する人に、品質向上だけを訴えても刺さらない。
どの価値観に向けて語るのか。
その視点も共有しました。
5. 講師としての振り返り
素材自体は既存テーマでしたが、参加者の皆様、そして主催者様のご要望にどれだけ沿えるかを強く意識した講演でした。
変革。
現状打破。
視点の移動。
そのメッセージを、自分の体験と重ねながら届けられたことは、大きな学びになりました。
6. 主催者・参加者への感謝
今回の場を丁寧に設計してくださった主催者様、そして熱心に耳を傾け、問いを投げてくださった参加者の皆様に心より感謝申し上げます。
また、エージェントの方の場づくりへの姿勢も非常に印象的でした。
講師にとって、場をどう設計していただくかは本当に重要です。その姿勢は確実に参加者にも伝わります。
改めて、この貴重な機会をいただけたことに感謝申し上げます。
ありがとうございました。