医薬品メーカー様研修 第5回(2025年4月21日神奈川県)
2025年4月21日、医薬品メーカー様にて第5回目となるコミュニケーション研修を実施しました。今回は前半・後半の2部制で異なるメンバーの皆様にご参加いただき、それぞれのチームに合わせた内容で構成しました。
前半チームでは、参加者の皆さんが驚くほど真剣にワークに取り組み、仲間からのフィードバックをまっすぐに受け取る姿がとても印象的でした。うなずきながら耳を傾ける表情や、その場を大切にしようとする姿勢に、講師としてのこちらも胸が熱くなり、大きなやりがいを感じました。
後半チームでは、スタートこそやや和やかで表層的な雰囲気があったものの、時間が経つにつれて少しずつ空気が変化し、参加者同士の関わりが深まっていく様子が見受けられました。特に、仲間が真剣に参加しているメンバーを見守り、声をかける場面には、チームのあたたかさと信頼感が表れていたと感じます。
◎参加者の学びや反応
前半チームでは、「意図を持って話す」「相手の意図に耳を澄ます」という基本的な対話の質を高めるワークに取り組んでいただきました。日常の中でつい省略しがちな“対話の設計”を意識することで、職場での伝達や連携に新たな気づきを得られたのではないかと思います。
後半チームでは、無言での課題解決を通じてコミュニケーションの難しさを体験する「マネージャーゲーム」に取り組みました。参加者からは、「普段いかに言葉に頼っているかを実感した」「チームでの認識共有の難しさが身に染みた」といった声が寄せられました。
◎講師としての振り返り・今後の工夫
今回はもう一人の講師とともに進行させていただきました。互いに役割を補完し合いながら、参加者の“北極性(大切にしている方向性)”を見失うことなく進行できたのは、大きな収穫でした。
また、研修後の振り返りを通じて、私自身「当事者意識をどう育むか?」という問いを改めて深めるきっかけにもなりました。「あなたがこのチームの空気をつくっている」と実感できるような関わりを、今後のワーク設計にもさらに取り入れていきたいと思います。
前半・後半ともに真剣にご参加くださった皆様、そして共に場づくりをしてくださった講師、運営スタッフの皆様、サポートメンバーの皆様に、心より感謝申し上げます。この研修が、皆様の現場での対話や連携を少しでも前向きなものにするヒントとなっていれば嬉しく思います。引き続き、現場の変化を支えるお手伝いができるよう、より良い学びの場を届けてまいります。