製薬会社様 企業研修(2025年7月16日 茨城)

目次

1.研修の振り返り

2025年7月16日、茨城県の製薬会社様にて、全6回シリーズのうち第2回目となる研修を実施しました。
前半・後半の2チーム制で、それぞれ約2時間ずつのセッションを行いました。今回のテーマは「伝え合えるチームづくり」と「効果的に伝える力・適切に聴く力」です。

前半チームでは、前回の宿題「上司へのインタビュー」の振り返りからスタートしました。
単に内容を共有するだけでなく、どのように依頼したかというアプローチ自体に焦点を当て、ファシリテーションの観点で振り返りを行いました。
その後、「報・連・相」をテーマにディスカッションを実施し、現状の課題・良い点・改善点を話し合いました。
模造紙や付箋を使ったグループワークでは、発表の際の“伝え方の工夫”にも意識を向け、実践的な学びとなりました。

後半チームでは、昨年度の振り返り事例をもとに、リフレクション(内省)の質を高めることを目的としたセッションを実施。
私自身のフィードバック例を共有しながら、「他者の視点から学ぶ力」を体験的に掴んでいただきました。
また、ファシリテーション実習では「報・連・相」を題材に、

  • 意見を出しやすい場をつくる
  • 相互理解を深める
  • 多様な視点を可視化する
    といった4つのポイントをもとにチームで議論を行いました。

2.参加者の学びや変化

  • 上司へのヒアリングの依頼方法を振り返ることで、コミュニケーションの本質に気づいた。
  • 報・連・相の「重要性を理解していても、実践の仕方には差がある」ことを実感。
  • 正解を言おうとする“正解病”に気づき、自由に意見を出すことの大切さを感じた。
  • リフレクションの深さが変わると、仕事への姿勢そのものが変わることを実感した。

こうした気づきを通じて、「伝える」「聴く」「考える」を一体化させた実践的な学びが生まれた回となりました。


3.講師としての振り返り・今後の工夫

  • 前回よりもチームの関係性が深まり、発言の量と質が高まっていたことが印象的でした。
  • 一方で、後半のチームでは「意見を出す」ことへの遠慮が見られ、場の安心感づくりの重要性を改めて感じました。
  • 次回以降は、自由に発言できる“安全な空気”を早い段階で作るための工夫を取り入れていきたいと思います。
  • 宿題を通して、「やってみる→振り返る→共有する」という学びの循環が生まれており、非常に良い流れができていると感じます。

4.参加者・主催者への感謝

今回も参加者の皆さんの集中力と真剣さに支えられ、充実した時間となりました。
「伝える力」や「聴く力」は、日常のコミュニケーションの質を左右する重要な要素です。
この研修をきっかけに、職場での報・連・相がよりスムーズに、そして前向きに行われるようになることを願っています。

ご参加いただいた皆さま、そしてご準備くださった関係者の皆さま、本当にありがとうございました。

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この記事を書いた人

株式会社タニタの創業ファミリー。
同社の営業・新規事業・新会社立ち上げ、海外における役員経験を経て独立。株式会社タニタ前代表取締役社長の最も近くで、その経営学を学び、赤字企業だったタニタを成長させた「タニタの成功法則」を受け継いできた。

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