製薬会社様 リーダー研修・第4回(2025年7月24日 茨城県)

目次

1.研修の振り返り

2025年7月24日、茨城県の製薬会社様にてリーダー向け研修の第4回を実施しました。
今回は、「参加者の“学びたいこと”に正面から応える設計」を重視。冒頭の3枚では、事前に集めた「班長として学びたい/学ぶべきこと」を可視化し、本日の内容との結びつきを明確化してスタートしました。


2.研修内容と参加者の反応

◆ 前半:前回の振り返りと「昼礼」×目標咀嚼

  • 前回の実践報告:流れ星のワーク/クルーザーの物語/価値観共有の振り返り。
  • 宿題の再点検:「どう取り組んだか」「さらにどんな工夫ができるか」を言語化。
  • 昼礼(ちゅうれい)の意味づけ
  • 上位方針をそのまま伝えるだけではなく、“翻訳”して渡す(=目標咀嚼)。
  • 「参加すると何が良いのか」「自分たちの業務にどう価値があるのか」を自分の言葉で届ける練習として、昼礼の設計・運用を話し合い。
  • 反応:「依頼の仕方」「伝え方」を具体的に共有でき、班長としての“間に立つ力”の重要性が腹落ちしたとの声。

◆ 後半:モチベーションと心理的安全性/聴く技術

  • PERMAの5つの柱(ポジティブ感情・没頭・関係性・意味・達成)を土台に、モチベーションの維持・向上を整理。
  • 心理的安全性の自己評価(1〜10)→理由の共有で、現状と要因を可視化。
  • 傾聴スキルの実践
  • キーワード返し語尾返し要約の返し(バックトラッキング)
  • 1対1対話→要約して伝え返す→聞き方をセルフレビュー
  • 反応:「少しの返しで相手の話しやすさが大きく変わる」「要約で解像度が上がる」など、小さな行動が場の安心感をつくる実感が広がりました。

3.講師としての振り返り・次回への布石

  • 参加者起点の設計が機能:冒頭で“学びたいこと”を明示し続けることで、納得感と主体性が高まった。
  • 翻訳力(目標咀嚼)の鍛錬を継続:昼礼を“情報伝達の場”から“意味づけの場”へ。成功パターンの共有を次回も深める。
  • 聴く技術を現場運用へ:返し・要約・質問の三点セットを、日々の1on1・工程引継ぎ・安全ミーティングに落とし込む設計を追加予定。

4.本日のHW(次回まで)

  • HW①:昼礼の改善・実践
  • ねらい(相手に渡したい意味)/3要点/締めの一言を事前に設計し、実施→振り返り。
  • HW②:自分の強みを知る
  • VIA強み診断等で強みを把握し、業務での活かし先を1つ決めて試す

5.感謝

ご参加の皆さまの前向きな姿勢により、実践に直結する学びの密度がさらに高まりました。
次回も、「伝える・聴く・意味づける」を現場で機能させるための具体策を、一緒に磨いていきましょう。

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この記事を書いた人

株式会社タニタの創業ファミリー。
同社の営業・新規事業・新会社立ち上げ、海外における役員経験を経て独立。株式会社タニタ前代表取締役社長の最も近くで、その経営学を学び、赤字企業だったタニタを成長させた「タニタの成功法則」を受け継いできた。

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