製薬会社様 リーダー研修・第5回(2025年9月1日 茨城県)

目次

1.研修の振り返り

2025年9月1日、製薬会社様にてリーダー層を対象とした第5回目の研修を実施しました。
今回のテーマは「コミュニケーションの基礎 〜組織を活性化するために〜」。
これまでの4回の学びを踏まえ、よりリーダーとしての実践力を高める内容となりました。

前半は前回までの宿題「昼礼の活用」や「報連相の改善」などの取り組みを振り返りながら、
“うまくいっている点をどう活かすか”に焦点を当てたグループディスカッションを実施。
後半では「強み(Strength)」を中心に、部下育成やコミュニケーションの在り方を
具体的なワークを通じて学びました。


2.参加者の学びや反応

強みを見つけ合う実習

2人組で「仕事で上手くいったこと」を話し合い、
相手の中にある“強み”を言語化してフィードバックするワークを実施しました。
互いの視点で気づきを得るこの実習では、
「自分では当たり前だと思っていたことが“強み”だと気づいた」
「相手の言葉から自分の新しい面を見つけられた」などの感想が多く寄せられました。

部下育成と“2つの軸”

中原淳先生の理論をもとに、部下育成には「経験軸」と「ピープル軸」の両方が重要であることを共有しました。

  • 経験軸:ストレッチ(挑戦)できる課題設定が成長を促す
  • ピープル軸:人との関わり(業務支援・内省支援・精神支援)が学びを支える

リーダー自身がこの2つの軸を意識しながら、
部下の成長段階に合わせた関わり方をすることの大切さを感じ取っていただけたようです。

強みを活かした組織づくり

ドラッカーの「何事かを成し遂げられるのは強みによってである」という言葉を引用しながら、
チームやメンバーの“強み”を活かすマネジメントの考え方を共有しました。
「強みを知って任せる」「苦手を補い合う」ことが、
チームのモチベーションと生産性の向上につながることを実感された方も多かったようです。


3.講師としての振り返り・今後の工夫

今回の研修では、“強みを活かすことで育てる”というテーマを通じて、
前回までの「報連相」や「昼礼」をさらに一歩進め、
リーダーとしての具体的行動に落とし込むことを意識しました。

また、強みを扱うワークでは、単なる自己理解ではなく、
「他者の強みを見つけて伝える」実践を行ったことで、
心理的安全性と信頼関係の大切さを自然に体験する場になったと感じています。

今後は、今回の内容をもとにした「強み×7つの挑戦課題」の実践例を
現場でどのように定着させていくかをフォローしていければとも思いました。


4.参加者・主催者の皆様への感謝

ご参加いただいたリーダーの皆さま、そして開催にあたりご尽力いただいた関係者の皆さま、
本当にありがとうございました。

第5回までを通じて、皆さまの間に確実に「伝え合い・育て合う文化」が根づいてきたと感じています。
これからも、現場での実践を通して“強みを活かすリーダーシップ”を
さらに磨いていかれることを心より応援しております。

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この記事を書いた人

株式会社タニタの創業ファミリー。
同社の営業・新規事業・新会社立ち上げ、海外における役員経験を経て独立。株式会社タニタ前代表取締役社長の最も近くで、その経営学を学び、赤字企業だったタニタを成長させた「タニタの成功法則」を受け継いできた。

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