信用金庫様若手経営者の会主催講演会(2025年10月27日|京都)

講演会の振り返り
2025年10月27日、京都のリーガロイヤルホテルにて「成果を上げるマネジメント 〜ウェルビーイング実践の秘訣〜」をテーマに講演を行いました。久しぶりの京都での講演ということもあり、伝統と品格を感じる空間でお話しできたことをとても嬉しく思いました。
講演前にご挨拶した方が「うちは創業109年になります」とお話しされ、「素晴らしいですね」とお伝えしたところ、「京都ではそれほど珍しくないですよ」と笑っておられたのが印象的でした。長く続く企業が多く、伝統と革新が共存している京都という土地柄を改めて感じました。
今回の講演では、私が大切にしている「ウェルビーイング(Well-being)」の実践を中心にお伝えしました。
単なる理論ではなく、「どうすれば日常や経営の現場に取り入れられるのか」という“実践への落とし込み”を意識した構成でお話ししました。
参加者の学びと反応
講演後には、主催者様から
「参加者の皆さまが懇親会の席でも『行動に移さねば』との意欲を語っておられた」とのお言葉をいただきました。
ウェルビーイングを“学び”ではなく“行動”へとつなげようとする姿勢が印象的でした。
主な内容と反応は以下の通りです。
- ポジティブ感情の育て方
日常でできるシンプルなワークを紹介し、百年企業の社長が実践している「日々のポジティブな振り返り」の事例も交えて解説しました。参加者の方々からも「すぐに取り入れたい」という声をいただきました。 - 感謝の実践
感謝の言葉を“呼び起こす”ような問いかけを行い、日々の中で人との関わりを再認識していただく時間を設けました。会場の雰囲気も一段と温かくなったのを感じました。 - 意味(Meaning)の発見
仕事における「意義」をどう見出すかを、具体的な企業事例を交えて紹介しました。
「経営の中に意味を持つ」というテーマは特に共感を呼びました。 - 強み(Strengths)の発見と活用
VIA強み診断などのツールを紹介し、自身の強みをどのように活かすかを考えていただきました。
「社員の強みをどう見つけ、チームで活かすか」という質問も多く寄せられました。
70分という限られた時間でしたが、理論と実践の両面からウェルビーイングを凝縮してお伝えできたと感じています。
講師としての振り返り・今後の工夫
京都は「伝統を重んじつつ、柔軟に新しい価値観を受け入れる」土地だと改めて感じました。
今回のように、長く続く企業の知恵とウェルビーイングの実践を結びつけることで、新たな学びが生まれることを実感しました。
今後は、100年を超える企業の経営者の方々にインタビューを行い、
「幸福と持続の経営」というテーマをさらに深めていきたいと考えています。
参加者・主催者への感謝
ご参加くださった皆さま、そしてご準備くださった
信用金庫、そして経営者倶楽部の皆さま、本当にありがとうございました。
伝統ある京都の地で、未来の幸福な経営を共に考える時間をいただけたことに心より感謝申し上げます。
皆さまの企業が、これからも“幸福と成果の両立”を実現されることを願っております。