2013.03.11
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タニタ食堂につながるタニタの歴史③
1990年に開設したベストウェイトセンターは、肥満の方だけを対象にしたフィットネスクラブだった。当時としてはあり得なかったが、管理栄養士・医師などの人材も揃え、流水プールやフィットネス機器を用意して、更には実際の調理方法を体験するためにキッチンも併設した。年間1億円赤字。役員の方からの反対もあった(会社を思う気持ちは一緒だし、だからこそ反対があるのは当然だと思う。)が、継続していった。「体重」の事業ドメインを選択した決意。そして世の中に貢献するため。
続けていた中で医師から言われた言葉。「肥満は体重じゃなくて、体脂肪」。
これがきっかけで世界初の体脂肪計が世の中に出ることになる。ちなみに、この時に「体脂肪って何ですか?」「どうしたら測れるのですか?」と経営者であった父がその医師に対して質問をしなければ、大きなチャンスを逃した可能性もある。
余談だが、イノベーションを起こすための条件として、「質問」は本当に大切な要素である。通常誰でも持っているプライドや見栄がそれを邪魔する要因になるそうだ。異なる見識を持つ人達と「交流」し、適切な「質問」をする事で、イノベーションの芽が出てくる。そして「行動」(ベストウェイトセンターの継続)が、太陽となって花が開いていったのかもしれない。
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