タニタ食堂につながるタニタの歴史④

1992年に世界初の体脂肪計を世の中に出すことができ、「ベストウェイトセンター」はある程度の役割を終えたかに思われた。そして、1999年に設備も人材も整理する運びとなる。その時に父(谷田大輔)が、今までやってきてくれた管理栄養士の人員整理をすることに反対し、調理実習のためのキッチンを使って、「社員の方に食事を提供しよう!」となった。これがタニタ社員食堂誕生の実際である。もちろん健康への並々ならぬ思いあっての決断であろう。当初は「病院食のようだ」と社内から酷評されることもあったが、たくさんの方の協力のもと改善され、現在の社員食堂につながる。長年に渡ってやり続けた思いが、天の力に引き上げてもらったような感覚さえある。

本年5月25日に「体脂肪計タニタの社員食堂」は優香さん主演で映画公開となる。詳細は知らないが、優香さん演じる管理栄養士が、ヘルシーなメニューを開発する・・・というストーリーで、楽しめる内容になるんだと思う。ただ、本当は何代にも渡り管理栄養士さん達が創ってきたメニューであり、10年を越えた長期的な努力の結果であることはどこか知ってもらいたいと個人的に思う。そしてまた、人員整理を行わないという、ある意味合理的でないとされるような父の選択が、現在の成功につながっていったことはとても興味深い。

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この記事を書いた人

株式会社タニタの創業ファミリー。
同社の営業・新規事業・新会社立ち上げ、海外における役員経験を経て独立。株式会社タニタ前代表取締役社長の最も近くで、その経営学を学び、赤字企業だったタニタを成長させた「タニタの成功法則」を受け継いできた。

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