タニタ食堂につながるタニタの歴史⑤

1999年に始まったタニタの社員食堂。当初はかなり塩分を抑えたメニューであり、「病院のような食事」(病院関係者の皆さまごめんなさい。現在は病院の食事もおいしいはず)と酷評されていたと聞く。僕が今から6年位前に食事をしていた時にも、「やっぱりすぐお腹すいちゃうんだよな〜」という感想を近くで聞いたりもしていた。それでも10年以上やり続け、改善し続けてきたことを、NHKに取り上げて頂き、そして出版へとつながっていった。

健康を作るにも、「続ける事」が何より大切だと思う。「続ける」とはシンプルで、そして難しい。ベストウェイトセンターという一つの事業は、ある時点で括れば億単位の赤字を生んだ「失敗」だったのかもしれないし、世界で初めての「体脂肪計」を世の中に出せた時点で、それは「成功」というラベルで括られた。「社員食堂」をスタートして10年間も、これを「失敗」や「無駄」として扱うこともできた。でも今それは「成功」として世の中に広く受け入れられている。僕達の今行っている事業や個人的な取り組みも、すぐに実を結んでいなくてもいいのかもしれない。10年経ったその時に、本当の価値は見えてくる可能性もある。信じて続ける事。これがベストウェイトセンターが僕に残してくれたことなのかもしれない。

先月末日で父がタニタを完全に引退し、新たな道を歩き出すタイミングであり、自分にとっても節目と感じ今回書かせて頂いた。父への尊敬の念を持ちつつ、そして最後まで読んで頂いた皆さまに深く感謝して終えさせて頂く。

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この記事を書いた人

株式会社タニタの創業ファミリー。
同社の営業・新規事業・新会社立ち上げ、海外における役員経験を経て独立。株式会社タニタ前代表取締役社長の最も近くで、その経営学を学び、赤字企業だったタニタを成長させた「タニタの成功法則」を受け継いできた。

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