商工会様講演会(2025年1月9日滋賀県)
米原市で行われた新春講演会に登壇し、「変革する時代における成功法則」をテーマにお話ししました。会場となったエクシブ琵琶湖には、地元企業の経営者や幹部の皆様、約80名が集まり、非常に熱心に耳を傾けていただきました。
講演の概要:今回の講演では、株式会社タニタを世界一に導いた先代の成功をモデルとし、私自身の経験をもとに、経営やイノベーションにおいて重要と考える成功法則をお話ししました。
1. 楽観的に目標を描き、現実的にプロセスを設計する
タニタが赤字から脱却し、世界一を目指すまでの過程では、目標を「楽観的に」描きつつ、プロセスは「現実的かつ悲観的」に考える重要性を強調しました。また、目標達成において、ポジティブ心理学を活用した実践方法も紹介しました。
2. イノベーションを起こす5つの行動習慣
講演では、つながる、質問する、関連付ける、実験する、観察するというイノベーションを生むための行動習慣をお伝えしました。これらの具体例として、タニタの体脂肪計の開発秘話を共有し、参加者の皆様が新しい視点で自社の課題に取り組めるヒントをお伝えしました。
3. こだわりを見つけて活かす
社員食堂の誕生に至るエピソードを通して、「経営におけるこだわり」が従業員や組織全体の幸福度を高める力を持つことをお話ししました。「リストラしたくない」という強い想いが社内の社員食堂の設立に繋がり、それが会社全体に大きなポジティブな影響を与えた事例です。
講演の振り返り:講演後の交流では、創業300年を迎えた企業の会長とお話しする機会がありました。今後の事業承継に関するインタビュー企画も進めていければと思いました。また、青年会議所の方から次回の講演依頼についてもご相談をいただき、今後の広がりに繋がる実りある時間となりました。
さらに、講演中には、参加者のうなずきや表情を通じて、伝わっている感覚を得ることができました。自分が感情を込めて話すことで、聴衆との信頼関係を築けた点が成果の一つと感じています。
今後に向けて:今回の講演会は、私にとっても非常に学びの多い機会でした。「成功法則」というテーマを通じて、参加者の皆様と経営の本質について深く考えることができました。これからも、経営者の皆様が直面する課題に寄り添いながら、共に成長できる講演を目指していきたいと思います。参加してくださった皆様、そしてこの機会をくださった商工会の皆様やアレンジしてくださったエージェントの方に心から感謝申し上げます。