信用金庫様経営者会講演会(2025年6月3日静岡)

目次
1. 講演の振り返り
2025年6月3日、静岡にて「成果の出るマネジメント 〜ウェルビーイング実践の極意〜」をテーマに講演いたしました。
参加者像(経営者層の関心・現場の課題感)を丁寧に想定し、理論の羅列に偏らず「ウェルビーイング=良い状態」とシンプルに定義して、現場で使えるヒントとしてお届けする構成にしました。
2. 参加者の学びや反応
- 強みの活用(父の実例・失敗からの学び)
「強みを活かす経営」の文脈で、父が直面した新規事業の失敗と“人の強みを見極め活かす難しさ”を率直に共有。成功談だけでなく失敗からの示唆が、よりリアルに伝わった手応えがありました。
※講演スライドでも、強みの定義・発見法・組織での活用プロセスを整理(VIA強み診断の活用等)。 - 「三つの良いこと」エクササイズの配布
毎日の小さな成果・貢献を可視化し、感情の回復力と生産性を底上げする簡便ツールとしてご紹介。今日から始めたいという前向きな声が多く上がりました。 - エンゲージメントの具体例(製造現場の事例)
工場での取り組みを紹介し、“対話→共通理解→自分事化”の流れが行動定着を生むことを事例ベースで解説。トップダウンよりも“現場発”の設計が実装力を高めることを、みなさんの経験と照らして納得いただけたように感じます。
3. 講師としての振り返り・今後の工夫
- 行動経済学の扱い
有名な理論は“聞いたことがある”で終わらせず、なぜ今それが効くのか/どう日常に落とすのかを、事例と“明確な一歩”に結び直して提示していきます。 - Q&Aの進め方
今回の学びを踏まえ、次回からは
1) 意図確認のひと言 → 2) 前提の共有 → 3) 選択肢(小さく始める導入例) → 4) 現場での検証ポイント
の順で、“その場での合意と翌日の一歩”を作るQ&A運用を強化します。
4. 感謝の言葉
ご参加くださった皆さま、温かな拍手と積極的なご質問をありがとうございました。
主催・運営の皆さまのきめ細かなご準備にも心より感謝申し上げます。
「成果を上げながら幸せに働く組織」づくりに向け、引き続き現場で使えるヒントと実装法をお届けしてまいります。