鋳造設備メーカー様主催講演会(2025年10月21日 愛知県)

目次

講演テーマ

「健康経営 実践の極意 ~社員も会社も元気にする5つの法則~」


1.講演会の振り返り

2025年10月21日、愛知県豊川市にて、鋳造設備メーカー様主催の講演会で登壇いたしました。
会場には約100名の方が参加され、オンライン配信・アーカイブ視聴も含めると1,700名を超える社員の皆様が対象という大規模な講演でした。

テーマは「健康経営 実践の極意」。
“健康経営1.0→2.0→3.0”という進化の流れを軸に、
特に現在注目されているウェルビーイングを中心に解説しました。

講演では、私自身の経験も交えながら、

  • 「幸福度の高い社員は生産性も高い」ことを示すデータ
  • 強みの発見・活用・実践の5つのステップ
  • ポジティブ心理学に基づくPERMAモデルの活用法
    を紹介し、参加者の皆様が自分の職場に置き換えて考えられるよう構成しました。

2.参加者の学びや反応

講演後、主催者様からは以下のような温かいメッセージをいただきました(内容を一部編集して掲載します)。

「幸福度が高い社員は生産性も高いという点は、これまであまり意識していませんでしたが、非常に納得感がありました。
強みを土台に5つの要素を実践することで幸福度と生産性が高まるという内容は、ぜひ今後の業務に活かしていきたいと思います。
まずは自分の強みを把握するためにVIA診断を早速実施してみようと思います。
階段を上げすぎず、一つずつ実践していきます。」

このように、多くの方が自らの行動変化につなげようとする姿勢を見せてくださったことが、講師としても非常に嬉しく印象に残りました。
理論を知識として学ぶだけでなく、「自分の職場でどう活かすか」を考える時間となったように感じています。


3.講演構成と内容のポイント

本講演では、次の3つの柱を中心にお話ししました。

  1. 健康経営の進化と意義
  • 健康経営は「福利厚生」ではなく経営戦略であること。
  • Well-being と人的資本経営のつながりを具体的に説明。
  1. 強みの活用と生産性向上の関係
  • 「強みの上に築け(P.ドラッカー)」という言葉を引用し、
    個人と組織の強みの見つけ方・活かし方を紹介。
  • VIA診断による24の強みの例や、実際の職場での活用法を共有。
  1. PERMAモデルによるWell-being実践
  • ポジティブ感情(Positive Emotion)
  • エンゲージメント(Engagement)
  • 良好な関係性(Relationships)
  • 意義(Meaning)
  • 達成(Accomplishment)
    の5つの要素を、職場での具体行動と結びつけて解説。
    特に「感謝の手紙」「3つの良いこと」などのシンプルな実践法を紹介しました。

4.懇親会での交流と印象

参加者の中には講演後に
「どうすれば他の人たちをより成長させられるか」
「より良い職場をつくるために自分ができることは何か」
と質問をくださった方もおり、その真摯な姿勢に深く感動しました。

わずか30分ほどの懇親会でしたが、社員の皆様の温かさと誠実さが伝わる、忘れがたい時間でした。


5.講師としての振り返り

今回の講演では、「健康経営=数字や制度ではなく、人の幸福を中心に据える経営」というメッセージを最も伝えたかったテーマでした。
データと理論の両面から裏付けを行いながら、心に残る実例を交えてお話しできたことで、講師としても手応えを感じました。

今後も「強みを活かす組織文化」「ウェルビーイングの経営導入」を軸に、
より多くの企業で実践が広がるようお手伝いしていきたいと思います。


6.感謝のことば

改めまして、講演にご参加くださった社員の皆様、
そして主催・運営・調整をしてくださった皆様に心より感謝申し上げます。

温かく迎えてくださった雰囲気の中で、私自身も多くの学びと刺激をいただきました。
本当にありがとうございました。

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この記事を書いた人

株式会社タニタの創業ファミリー。
同社の営業・新規事業・新会社立ち上げ、海外における役員経験を経て独立。株式会社タニタ前代表取締役社長の最も近くで、その経営学を学び、赤字企業だったタニタを成長させた「タニタの成功法則」を受け継いできた。

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