信用金庫様経営者の会講演会(2025年6月24日 長野県)

1. 講演の振り返り
2025年6月24日、長野県飯田市にて、経営者の皆さまを対象とした講演会を行いました。
テーマは「健康経営実践の極意 〜社員も会社も元気にする5つの法則〜」。
今回の講演では、「健康経営」×「強みの活用」を軸に、PERMAモデルを用いながら、
生産性と幸福度を同時に高めるための実践法をお伝えしました。
事前準備として、ChatGPTを活用しながらペルソナ設定を行いましたが、
実際には“卒業世代”にあたる60代以上の方が中心であることが当日判明。
エージェントからの情報だけでなく、主催者様から直接確認する重要性を改めて実感しました。
講演冒頭では「健康とは?」「健康経営とは?」という基本概念を確認した後、
参加者の方に挙手をお願いして理解度を共有。会場の雰囲気が少し硬めだったため、
笑いや対話を交えながら場を温めていく工夫を重ねました。
ユーモアや緩急のあるトーンコントロールの大切さを再認識した回でもあります。
2. 参加者の学びと反応
中盤では「強みの活用」をテーマに、VIA強み診断や日常での活かし方を紹介。
PERMAモデルの5つの柱(ポジティブ感情・エンゲージメント・人間関係・意味・達成)を
実例とともに解説しました。特に「強みを日常で意識して使う」という新しい観点に
興味を持たれる方が多く、うなずきながらメモを取る姿が見られました。
また質疑応答では、印象的な質問として
「負のスパイラルに陥っている友人に、どう関わればいいか?」というテーマが挙がりました。
これに対しては以下のようにお答えしました:
- 本人が「問題に気づく」ことが第一歩。
- そのためには「リフレクション(内省)」と「他者からのフィードバック」が鍵となる。
- ただし、本人が問題を“問題だと感じていない”場合は、対話を通じた“納得の形成”が不可欠。
この対話のステップ設計は、リーダーシップやコーチングにも通じる非常に重要な視点だと感じました。
3. 講師としての振り返り・今後の工夫
- ペルソナ設定の限界を踏まえ、今後は主催者様との直接対話で参加層をより正確に把握していきたい。
- アイスブレイクやユーモアの準備を強化し、初動の硬さを和らげる工夫を増やす。
- 「強み」や「PERMA」といった定番テーマは、導入から本題への流れをより滑らかに構成したい。
- 「強みを日常で使う」というパートをさらに具体化し、実践につながるようブラッシュアップする。
4. 参加者・主催者への感謝
今回は講演後に懇親会や二次会にもご一緒させていただき、
地元企業の皆さまの温かさと現場のリアルな課題感を直接伺うことができました。
お声がけくださった主催者の皆さま、そしてご参加いただいた皆さま、
本当にありがとうございました。
皆さまの「学びが行動に、行動が成果に」つながることを願っています。
またお会いできる日を楽しみにしております。